2013/10/14
着磁ヨーク用バックヨークの効果について教えてください。
ワーク(着磁品)を片面着磁する際に、着磁面の反対側に透磁率の高い材料(バックヨーク)をあてることで、同じ着磁電圧でもより高い発生磁界を得ることができます。 通常、片面着磁の場合、ヨークの磁極面で発生した磁界はワークを透過して、反対面の周囲空間(例えば空気)に漏れています。そこで、バックヨーク(より透磁率の高い材料。例えば鉄)をあてることで、磁気回路が形成されて、磁気抵抗が低減するため、同じ起磁力でも、磁束が流れやすくなり、結果として発生磁界の値が高くなります。 ワークの着磁結果においては(ワークの種類や条件によっても異なりますが)、バックヨークをあてることでより高い表面磁界を得ることができます。 詳細については、弊社までお気軽にお問い合わせください。